2012年12月26日水曜日

夢のウッドデッキのある生活

「夢のウッドデッキのある生活」
 
ウッドデッキは暮らしを豊かにするアイテムの一つです。
都会でも田舎でも、
ウッドデッキがあるだけで生活の色が変わってきます。
 
一般的には住宅の濡れ縁の延長で
ウッドデッキを作ることが多いのですが、
敷地の条件が合えば、「離れデッキ」なんて言うのも素敵です。
 
お庭のどこか、日当たりの良いところ、木陰になりそうなところ、
好きなところに好きな形でウッドデッキを作ってみる。
独立した空間を作ると、そこがステージに変わるのです。
 
毎日決まった時間に起きて食事を済ませ、
慌ただしくそれぞれの目的地へ出掛けてゆく平日。
 
週末をむかえ、キラキラと朝日が差し込み目が覚めた朝、
清々しい朝を更に楽しく演出してくれるのがこのウッドデッキ
 
たまにはウッドデッキで朝ご飯を食べてみるなんて
素敵じゃないですか。
 
さて、ウッドデッキについての詳細です。
今回は3m×3mのウッドデッキを作りました。
兎に角ローコストで納めることが目標でスタート!
 
まずは基礎工事。
今回は色々な条件から、既成の束石を採用しました。
この束石は一人で持ち上げることができないほど重いのです。
 
 
地面が凍結してしまうので
凍み上がりを考慮して穴をほります。
束石を設置する場所に砕石を入れて締め固めます。
 
 
レベルを調整して大引き(根太を支える最下部の木)を据え、
根太(デッキを支える下地)を仮置きして
ピッチを調整していきます。
 
デッキ材にハードウッドを採用したので、
根太もハードウッドにしないと
耐久性にバラツキが生じてしまうということを考慮して
根太もハードウッドにしました。
 
レッドシダーを使って1尺5寸ピッチで取付け塗装するのと
ほぼ同じくらいの費用で納めることができました。
耐久性は数倍上がっているので、
良い提案ができたと思います。
 
ハードウッドにも沢山種類があり、
イペやジャラなどよく見かけます。
今回はその中でもリーズナブルなセランガバツを選びました。
 
兎に角このハードウッドは堅い!重い!
ちなみにハードウッドは木なのに水に沈みます。
工具が煙を上げて悲鳴をあげるほどのタフさです。
その分耐久性も期待が出来ます。
 
 
徐々にデッキ材も張込みが進んでいます。
 
 
そして完成!
母屋と平行じゃつまらないので角度を付けました。
むしろ母屋から眺めて少し角度が付いていた方が、
利用しているときの家族やゲストの顔が見えやすいし
しげに見えてくるはずです。
 
このデッキをしんでいただくのは春までお預けとなりますが、
待っている間にもっとを膨らませてもらいたいです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2012年12月21日金曜日

キツツキと穴補修とフクロウと・・・

 
ここ八ヶ岳は自然が溢れています。
動物にも植物にも沢山出会うことができます。
別荘をお持ちの方達は
そんな八ヶ岳が大好きでやってくるのですが、
たまに自然にイタズラされてしまうことがあります。
 
その代表例が今回のご相談、キツツキ穴の被害です。
 
 


 
軒天井にあけられた穴は全部で6ヶ所。
オーナーご自身もネットを張ったり等の対策を
講じてきたわけですが、
キツツキはかなり手強い相手だったようです。
 
今回は軒天井の補修に合わせて
新たなキツツキ対策をご依頼頂きました。
 

最初に軒天井の修復です。
今回は部分補修ということで、ご依頼いただきました。
なるべく継ぎ目が目立たないように処理していきます。
 
そして対策ですが、
まず、キツツキの習性を良く理解しないといけないのです。
私も10年近くキツツキ被害の相談を受けてきた中で
良くわかっているのは彼らはとても頭が良いということです。
 
穴をあける理由の中に「縄張りの確保」が良くあげられます。
繁殖期を向かえると、この行動が活発になるのですが、
実際、真冬以外での穴あけ行動は頻繁に見受けられます。
冬場はもっぱらエサ探しで忙しいようですね。
 
対策第一弾としてキツツキの天敵、フクロウにご協力頂きます。
 

フクロウブラザーズ登場!とてもリアルな置物です。
フクロウは猛禽類、小動物たちにとっては
とても怖い存在です。
 
ご存じの方も多いと思いますが、
スズメ、カラス、など田畑の鳥対策で見かける
◎マークが特徴の風船などは
この猛禽類の目をデフォルメしてるんです。
CD版を下げている方もいますがも同じ考え方です。
 
キツツキが建物に穴をあける場所はだいたい決まっています。
高さ、とまる条件等をもとに
ベストな場所へフクロウを取付けします。
 


設置が完了しました。
ただ、これだけで安心はできません。
キツツキは大変頭が良いです。
過去にも何度も経験しましたが、
このフクロウが偽物だとわかったらまたやってくるんです。
 
今回は穴の開いた位置が一定条件だったので
キツツキのあけやすい場所を特定しやすく、
2次的な対策として鳥がいやがるようにヒモを張りました。
 
画像では殆どみえませんが、キツツキが
止まりやすいところにヒモが張ってあります。
たぶん驚くでしょうね!
 
エリアの景観も考慮して「なるべく目立たないような対策を」
というご要望を踏まえ、実験的な内容も含め
オーナー様には提案を快くご理解いただきました。
本当にありがたいことです。
 
しかし、キツツキに対しての万全な対策というのは
今のところありません。
今後も対策の研究をしていきたいと思います。

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 



2012年12月12日水曜日

外構土留め工事

DIYでお作りになった土留め
だいぶ崩れてきたとのことでご相談いただきました。
 
Ⅰ期工事:工事は北側道路境界の木製土留め、
Ⅱ期工事:西側隣地境界の石積みと駐車場工事
Ⅲ期工事:犬走り砕石工事
 
まずはⅠ期工事の年内に木製土留めを終わりにしないと
地面がカチカチに凍りついてしまいます。
 
12月なのでまだ凍みは許容範囲内です。
ここにきても降り始めました。
 

 
雪で見えなくなっていますが、
オーナーが綺麗に植栽をされた緑化帯になっています。
既存の木製土留めを外して、
境界沿いに植えられたツツジを移植していきます。
 

 
バックホウの爪も問題無く地面に食い込みました。
雪も作業には何も問題はありません。
 
 

サツキの移植をするために
殆どノリ面を切り崩すような感じになりました。
田植えのようにいきません。
 

土留めの材料はオーナーより支給された
南洋材の代表格、ジャラを使用しました。
とても堅く、重い材料です。
いつも使うバツーよりも堅い堅い・・・・
 
バックホウで杭を打ち込み、
境界沿いにジャラ材を打ち付けていきます。
杭も、その堅さはまるで鉄の棒を打ち込んでいる
みたいな感覚です。
 
材料を切る際には、マルノコ(電動丸形ノコギリ)から
煙が立ちのぼるほど堅いです。
マルノコが一台壊れてしまいました(笑)
 

冬期の凍み上がりを考慮して
地中に2枚ほど埋まる計算で施工しました。
普通の木材なら腐ってしまいますが、
ジャラであれば長期耐久性は期待できます。
 
 
 
埋め戻しも終わり、完成しました。
コンクリートの土留めよりも優しい感じで、
このあたりの雰囲気にはなじんでいます。
 

ジャラの角材を使って
階段も作りました。
これでグランドカバーが育てば
だいぶ綺麗になると思います。
 
年明けからⅡ期工事がはじまります。
3月までには全体が完成する予定です。
 

 



 
 

 
 


2012年12月1日土曜日

すきま風!?なんとかならない?

 
夜間、寝室の窓から降りてくる
冷気の対応についてご相談がありました。
外側はアルミで内側は樹脂のサッシ、そしてペアガラス。
昔のものと比べれば、決してわるいものではないのですが
寝ていると、ロールスクリーンの端から
スーッと冷たい風が降りてくるそうです。
 
 
 
画像で見てわかるようにるように結露が凄い状況でした。
寝室はご夫婦とお子さま2人の合計4人で利用している状況です。
他のお部屋は結露していないそうなので、
やはり夜間に体から発する湿度が多いのでしょう。
8畳の寝室に4人であれば仕方ないのかもしれません。
 
 
 
ここから冷気がおりてきます。
12月末にはこの結露が凍りついてしまい、
放っておくとカビも発生していることもあるようです。

ただ、オーナーご夫妻は結露のことよりも
冷気のせいでよく眠れない、寝室が寒いということが
一番の問題点とおっしゃっていました。

考えられる対策は色々とあるのですが、
オーナーは建物を非常に気に入っているので
雰囲気を変えたくないと言うご要望です。
 
色々とお話を重ねた結果、コスト的なこと、
デザイン的なこと、冷気に対する効果、
これらのことを踏まえて額縁とスクリーンの間に
隙間のできないレール型のスクリーンを採用しました。
 
 
これで冷気が降りてくるのは防ぐことが出来ました。
又、このスクリーンは断面がハニカム状になっているので
沢山の空気層がガラスからの冷気を軽減してくれます。
 
取付けした結果です。
更に寒さが厳しくなっていく中で、
頭上に冷気が降りてくることは無くなりました。
そして、冷気が部屋に入り込まないことで
夜間の室内温度も上がってきました。
 
 
 
結露の量もだいぶ減りました。
以前はサッシの下の部分に水たまりが出来るほどだったのが
今は無くなりはしないものの
ガラス全体に曇る程度の結露になりました。
 
今までは一日中、結露が残っていたらしいのですが、
今では日中、直ぐに結露が消えてしまうようです。
 
オーナーご夫妻にご満足頂けた工事となりました!
 

2012年11月16日金曜日

煙突掃除をしました

薪ストーブの煙突清掃しました。
 
今回は詳しく説明したいので
自宅の煙突の清掃状況をアップします。
薪ストーブが欲しい!」という方の参考に
して頂ければ幸いです。
 
 
ちなみに我が家では蓄熱暖房機主暖房になるので
薪ストーブ補助暖房になります。
 
ここは温熱等級で2地域(青森・秋田)同等の場所です。
いわゆる寒冷地なので7Kwの蓄熱暖房機1台では
家中をほんのり暖める程度の能力になります。
薪ストーブを焚かないと冬はやや寒いです。
 
この、ほんのり暖かいのが重要なのですが、
その辺りのことはまた別の機会にアップします。
 
さて、我が家の薪ストーブの使用頻度ですが、
1月、2月の極寒期でも晴れていれば
日中は暖房なしで過ごすことが出来ます。
 
従って、冷え込みがきつい
朝と晩に2回、薪ストーブを焚けば
快適に過ごすことができます。
 
薪の使用量で言えば
1シーズンで1.5トンあれば、ちょっと余るぐらいですね。
通常、薪ストーブを主暖房としていらっしゃるお家は
1シーズン3トンから、使うお家は4トン近くになると
薪屋さんから聞いたことがあります。
 
我が家はヘビーユザーではないので
煙突掃除は2年に1回でいいやと思いサボってました。
今回はシーズン到来直前の状態です。
 
 
まずは灰が飛散しても大丈夫なように
室内の広範囲を養生しました。
プロがやればもっとスマートにやってくれますが・・・
 
 
次に室内の煙突をはずしました。
この程度の煙突であれば一人ではずせます。
 
 
外にある煙突トップを外しました。
一番汚れているのかなぁと思いきや
思ったよりも綺麗でしたね。
 
 
トップを外した後に下からの覗いた様子です。
昨年は針葉樹の薪を結構多様したので
ススが思ったよりも溜まっていました。
 
 
続いて天井の室内エントツを外した残りの部分に
袋を取付けしてススを受ける準備をします。
しっかり止めないと上から突いた時に
落下して部屋が大変なことになるので
注意してください!!。
 
 
煙突掃除用のワイヤーブラッシ
シャコシャコとススを落としていきます。
とりあえず、外せない部分はこれで完了。
 
つづいて外した煙突を清掃していきます。

 
前回よりもススが多く出てきています。
薪の種類や焚き方で汚れる状況も変わる
ということが良く理解できました。
 
 
続いて薪ストーブ本体の清掃をします。
手が入らないところなどもあり、
完全に綺麗には出来ませんが
だいたい綺麗になりました!!
 
パーツをそれぞれ復旧をして作業完了です。
 
早速、点火をしてみました。
綺麗になった薪ストーブの硝子面は
ユラユラとを映し出してくれています。
 
 
これを楽しむのが薪ストーブの醍醐味でしょう。
 
煙突の清掃方法はお家の条件によって色々です。
危険作業なので、プロに任せるのが一番ですが
自分でも出来るの?と聞かれることが
多々あるので、参考までにアップいたしました。
 
寒冷地の暖房計画はとても重要です。
高価な設備になればなるほど
慎重に計画を立てたいものです。
 
これから先、づっと付き合っていけるような
暖房計画をしましょう!
わからないことがあれば遠慮無くご相談ください!

2012年10月30日火曜日

工事が完了いたしました!

 
クリーニングが完了して全ての工事が完了しました!
 
築年数もそれ程経っておらず、
もともとの空間が統一された綺麗な内装のお家でした。
今回はその雰囲気を壊さないようにするところに
注意を払い、かつ、ご要望を満たせるように
ご提案をさせて頂きました。
 
一階から見上げた様子です。
 
【BEFORE】
 
 
 
 
 
【AFTER】
 
 
 
 

ダイニングの天井部分は
ロフトの根太フローリングを表しにしています。
天井を低く感じること無く
逆に安心感のある落ち着いた空間になりました。
 
 
【BEFORE】
 
 
 
 
 
【AFTER】
 
 
子供たちはベンチに座って本が読めます!
小屋裏だったスペースには本等を並べたり
絵や小物を飾っても素敵な空間になると思います。
 
 

 
今までは小屋裏、吹抜けだった場所です。
新しい空間がうまれました!
 
【AFTER】
 
 
 
 
予定内で工事を終えることができました。
あとはお引き渡しを待つばかりです。
工事に協力してくれたパートーナー達に感謝です!


2012年10月29日月曜日

クロス工事完了です!

 
仕上工事が完了です!
 
ロフト部分はエコクロスが貼られていたのですが
既に同じ商品は廃盤となっているため
各メーカーから一番似ているクロスを探しました。
 
既存のクロスと新規のクロスが混在してますが
近くに寄らなければ殆ど見分けが付きません。
 
 
又、小屋裏の天井部分は
吹抜けと同じ板張りに仕上げました。
あとは照明器具を付けて完成です。
 


2012年10月26日金曜日

木工事完了です!

手摺の取付けが完了しました!
 
和室のキャットウォークもこれで
安全に窓を開けられそうです。
おまけで、照明器具の清掃も楽になりました。
 
 
新規のロフトの手摺も取付け完了です。
ガッチリ付いているか確認をしました。
グラツキもなく、しっかり付いています!
 
 
出来上がった部分は養生を施し、
キズが付かないように注意を払っていきます。
 
工事も終盤!仕上げ工事が始まります!
 
 
 


2012年10月25日木曜日

手摺の取付けが始まりました!

 
手摺の取付けが始まりました!
 
新規のロフトまわりは手摺です。
既存のロフトの手摺については
子供達がもっと楽しく使えるようにベンチ+手摺に
リフォームします。
 
今回は平屋建てのロフトなので
上下ではなく、横の広がりが素敵な吹き抜けです。
その雰囲気を壊さないような手摺として
腰壁型の手摺ではなく、格子型でご提案しました。
 
又、トップの笠木(手を乗せる部分)
肘をついて読書ができるように幅広にしました。
 
 
地味な作業なのですが、加工、調整、取付作業に
時間がかかります。
毎日大工さんが遅くまで頑張ってくれています。
本当に本当に感謝です。木工事完了まであとわずか!
 
 
 


2012年10月24日水曜日

小屋裏開通しました!

 
和室のキャットウォークの床張りが終わりました。
あとは落下防止の手摺を取り付けて完了です。
 

ダイニング上のロフトも床が張り終わり、
小屋裏の解体が始まりました。
 
 
電気配線、配管等の作業も完了しています。
解体の様子を見て小屋裏とロフトのデザインを
より広く感じるように急遽変更のご提案をさせて頂きました。
ちょっとしたことなんですけどね。
 
基本的にお任せ頂けているので
提案については快くご了解を頂きました。
 
現地の様子によって内容を変えていく。
リフォームの一番難しいところです。
予想外の難問や、予想よりも良い方法が浮かんだりと
常に状況が変わっていきます。
 

ロフトと小屋裏がつながりました。
だいぶ広々とした雰囲気になりました。
 
【befoer】
 

 
【after】
 


工事はまだ中盤です。
これから一番手間のかかる
手摺とベンチの取付け工事に移っていきます。
 


 
 


2012年10月23日火曜日

床張りがはじまりました!

ロフトの床張りが始まりました!
 
今回のロフトの床材はSPF(スプルースパインファー)
特別に加工をした根太フローリング使います。
 
ツーバイ材に実付き加工を施し、
裏表が見えてくるので、工場でピカピカに仕上げました。
 
 
 
梁をナナメに掛けたところが
今回のリフォームの見せ場になります。
直角に納めるより、遙かに手間がかかりますが
その分特別な雰囲気になるはずです!
 
ここまできたところで、
追加でご相談いただいた和室のキャットウォーク
の工事に移ります!
 

 
画像上部にある滑り出し窓の開閉が出来るように
ロフト同様、特殊な金物を使い梁を架けて床をつくります。
 


キャットウォークと言うにはちょっと大きいですが、
今まで開閉出来なかった窓が開けられるようになり

建物内の空気循環が抜群に良くなるでしょう!