ここ八ヶ岳は自然が溢れています。
動物にも植物にも沢山出会うことができます。
別荘をお持ちの方達は
そんな八ヶ岳が大好きでやってくるのですが、
そんな八ヶ岳が大好きでやってくるのですが、
たまに自然にイタズラされてしまうことがあります。
その代表例が今回のご相談、キツツキ穴の被害です。
軒天井にあけられた穴は全部で6ヶ所。
オーナーご自身もネットを張ったり等の対策を
講じてきたわけですが、
キツツキはかなり手強い相手だったようです。
講じてきたわけですが、
キツツキはかなり手強い相手だったようです。
今回は軒天井の補修に合わせて
新たなキツツキ対策をご依頼頂きました。
最初に軒天井の修復です。
今回は部分補修ということで、ご依頼いただきました。
なるべく継ぎ目が目立たないように処理していきます。
そして対策ですが、
まず、キツツキの習性を良く理解しないといけないのです。
私も10年近くキツツキ被害の相談を受けてきた中で
良くわかっているのは彼らはとても頭が良いということです。
穴をあける理由の中に「縄張りの確保」が良くあげられます。
繁殖期を向かえると、この行動が活発になるのですが、
実際、真冬以外での穴あけ行動は頻繁に見受けられます。
冬場はもっぱらエサ探しで忙しいようですね。
対策第一弾としてキツツキの天敵、フクロウにご協力頂きます。
フクロウブラザーズ登場!とてもリアルな置物です。
フクロウは猛禽類、小動物たちにとっては
とても怖い存在です。
ご存じの方も多いと思いますが、
スズメ、カラス、など田畑の鳥対策で見かける
◎マークが特徴の風船などは
この猛禽類の目をデフォルメしてるんです。
CD版を下げている方もいますがも同じ考え方です。
キツツキが建物に穴をあける場所はだいたい決まっています。
高さ、とまる条件等をもとに
ベストな場所へフクロウを取付けします。
ベストな場所へフクロウを取付けします。
設置が完了しました。
ただ、これだけで安心はできません。
キツツキは大変頭が良いです。
過去にも何度も経験しましたが、
このフクロウが偽物だとわかったらまたやってくるんです。
今回は穴の開いた位置が一定条件だったので
キツツキのあけやすい場所を特定しやすく、
2次的な対策として鳥がいやがるようにヒモを張りました。
画像では殆どみえませんが、キツツキが
止まりやすいところにヒモが張ってあります。
たぶん驚くでしょうね!
エリアの景観も考慮して「なるべく目立たないような対策を」
というご要望を踏まえ、実験的な内容も含め
オーナー様には提案を快くご理解いただきました。
本当にありがたいことです。
しかし、キツツキに対しての万全な対策というのは
今のところありません。
今後も対策の研究をしていきたいと思います。
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