2012年12月1日土曜日

すきま風!?なんとかならない?

 
夜間、寝室の窓から降りてくる
冷気の対応についてご相談がありました。
外側はアルミで内側は樹脂のサッシ、そしてペアガラス。
昔のものと比べれば、決してわるいものではないのですが
寝ていると、ロールスクリーンの端から
スーッと冷たい風が降りてくるそうです。
 
 
 
画像で見てわかるようにるように結露が凄い状況でした。
寝室はご夫婦とお子さま2人の合計4人で利用している状況です。
他のお部屋は結露していないそうなので、
やはり夜間に体から発する湿度が多いのでしょう。
8畳の寝室に4人であれば仕方ないのかもしれません。
 
 
 
ここから冷気がおりてきます。
12月末にはこの結露が凍りついてしまい、
放っておくとカビも発生していることもあるようです。

ただ、オーナーご夫妻は結露のことよりも
冷気のせいでよく眠れない、寝室が寒いということが
一番の問題点とおっしゃっていました。

考えられる対策は色々とあるのですが、
オーナーは建物を非常に気に入っているので
雰囲気を変えたくないと言うご要望です。
 
色々とお話を重ねた結果、コスト的なこと、
デザイン的なこと、冷気に対する効果、
これらのことを踏まえて額縁とスクリーンの間に
隙間のできないレール型のスクリーンを採用しました。
 
 
これで冷気が降りてくるのは防ぐことが出来ました。
又、このスクリーンは断面がハニカム状になっているので
沢山の空気層がガラスからの冷気を軽減してくれます。
 
取付けした結果です。
更に寒さが厳しくなっていく中で、
頭上に冷気が降りてくることは無くなりました。
そして、冷気が部屋に入り込まないことで
夜間の室内温度も上がってきました。
 
 
 
結露の量もだいぶ減りました。
以前はサッシの下の部分に水たまりが出来るほどだったのが
今は無くなりはしないものの
ガラス全体に曇る程度の結露になりました。
 
今までは一日中、結露が残っていたらしいのですが、
今では日中、直ぐに結露が消えてしまうようです。
 
オーナーご夫妻にご満足頂けた工事となりました!
 

0 件のコメント:

コメントを投稿