2012年7月23日月曜日

ブリッジ改修工事

公共施設のブリッジの改修工事で
デザインの担当をさせていただきました。

 
見た目は既存とあまり変らない仕上がりなのですが、
材質やそれを活かすための
ちょっとした工夫をしてみました。

既存部分の問題点は耐久性と見た目です。
人は、パッと見た目で色々なことを判断します。
「これ、あぶなそう・・・」とか
「これはしっかりしてそう!」とか
 
デザインは見た目の華やかさだけでは無く、
機能や細かい配慮を含めてのことだと思います。
 
見た目が良くても安全性耐久性が落ちてしまったり
安全性や耐久性を重視して、
見た目で悪い印象を与えてしまったりというのは
デザインをする上で残念な結果になってしまいます。

ロボットクリエーターの高橋智隆
性能学術論が先行したぎこちないロボットより
「こんなロボットがあったらいいのに」とか
「こんな外観だったらいいのに」
「こんな動きだったらいいのに」
というのが先にあって、
それを実現させるには
どんな技術開発が必要なのかという
今までに無いアプローチの仕方を
実現させ、その才能は世界で認められています。

自分に出来ることは何だろうと考えたとき
作り手主導のリフォームではなく、
ユーザーの立場になって
喜んでいただける、笑顔になってもらえる仕事を
することだけだと思います。