地味だけど格好いい道具
動物の中で、唯一人間だけが
90度を作り出すことができる生き物です。
90度に囲まれた空間で長い時間を過ごしている
ことを意識したことがあるでしょうか?
よくよく考えると不思議だなぁと思います。
角度を作る技術、特に匠たちのにとっては
この道具が無ければ仕事が成り立たないのです。
今日、の道具は「さしがね」
差し金、尺がね、指しがね、色々な読み方があるようでが
一般的には「定規」と言われることが多いのではないでしょうか。
プロの間では「さしがね」か「かねじゃく」と言われています。
これ一つで勾配や矩(カネ、いわゆる90度です)を出したり、
寸法を印していきます。
これを使ってアール(いわゆるカーブです)
を出している大工さんもいました。
堅そうにに見えて、結構まがるんです。
これを使ってアール(いわゆるカーブです)
を出している大工さんもいました。
堅そうにに見えて、結構まがるんです。
ノコギリやノミなどの花形スターが活躍する前の
段取り役、裏方さんのような存在。
この「さしがね」を使って
現場で実寸(1分の1スケール)を書いていく大工さんは
めちゃくちゃ格好いいのです!!
「さしがね」の技術は奥が深く、
全ての使い方を熟知するのは大変なようです。
地味だけど、建築ではなくてはならない道具
身近でこんな人ががいたら絶対にカッコイイ存在。
身近でこんな人ががいたら絶対にカッコイイ存在。
「さしがね」でした。
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